今後のシンポジウム/ワークショップ §

高校教科「情報」シンポジウム2016秋
2016年10月29日(土) 早稲田大学 西早稲田キャンパス

問題提起 §

「中央教育審議会高大接続特別部会審議経過報告及び初等中等教育分科会高等学校教育部会審議まとめ案」に対する意見【2.実施方法に関するもの】
2014年5月7日一般社団法人 情報処理学会
高校生の人数は1学年当たり約100万人であることや、達成度テスト等には基礎レベルと発展レベルの試験があり,複数回の受験機会が与えられることを考慮すると、大学入試センター試験と比較しても,より大きな試験実施体制および試験インフラが必要になります。
 そのため、CBT(Computer Based Testing)の導入を積極的に推進するのが,試験の公平性を担保しつつ採点に携わる人員の削減を図ることができるため,合理的だと考えられます。
 経済産業省が所管する取り組みになりますが、ITパスポート試験では、10万人以上の規模の受験者を対象とするCBTの仕組みを構築しています。国家試験であることから信頼性やセキュリティ面の対策も十分考慮されているため、達成度テスト等を実施するに当たっても、この仕組み(試験実施体制およびCBTインフラ)を活用するのが合理的だと考えられます。(以下略)
「中央教育審議会高大接続特別部会審議経過報告及び初等中等教育分科会高等学校教育部会審議まとめ案」に対する意見【1.内容に関するもの】
2014年5月7日一般社団法人 情報処理学会
現在、高等学校には必履修教科として「情報」が設置され、その目標は「情報および情報技術を活用するための知識と技能を修得させ、情報に関する科学的な見方を養うとともに、社会の中で情報技術が果たしている役割や影響を理解させ、社会の情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を育てる。(平成21年告示学習指導要領)」ことにあります。そしてこの内容として、コミュニケーションや(グループを含む)問題解決が大きな比重で含まれていますが、これは、審議まとめ案で大きく取り上げられていつつ、従来の教科では担保できていない、「汎用的能力」「社会参画」「批判的に考える力」等「生きる力」の強化の核心を担っています。また、情報科の学習は決して実習中心ではなく、学習評価の一例として情報入試ワーキンググループ(http://jnsg.jp)が開発した情報入試模擬問題(選択肢式および記述式)や、一部の大学で実施されている情報入試等により、ペーパーテストによって学習内容の評価を適切に行えることが示されています。従って、経過報告やまとめ案の「…情報及び…の各学科は、実習等による幅広い学習活動によって評価される比重が高く」の部分から「情報」を削除頂くのが適切であると考えます。(以下略)
教育ビジョン2011「誰もが情報技術に主体的に向き合う社会の実現をめざして」
2011年12月27日 一般社団法人 情報処理学会
本ビジョンは、情報処理学会がこれから教育に取り組んでいく際の基本的な考え方を宣言するものです。
 2011年は、科学技術の使用に対して大いなる警告がなされた年となりました。3月11日の大震災は、科学技術を社会に適用する際には、これまで以上にさまざまな視点から問題を認識し、その解決を図っていく必要があることを明らかにしました。特に、これからは、誰もが専門家と手を携えつつも「科学技術に主体的に向き合う」こと、具体的には、科学技術がどのような利便性をもたらしリスクを伴うかを考えた上で、何を社会に取り入れ何を取り入れないでおくかを判断していくことが、求められると考えられます。(以下略)
大学入試センター試験における教科「情報」出題の要望
2011年4月15日、一般社団法人 情報処理学会
私ども情報処理学会は、情報処理分野における日本最大の学会として、わが国の将来にわたる持続的な発展のために、すべての国民を対象とした情報教育の拡充が必須であることを、継続して訴えてきています。その柱の一つが、高等学校における必履修教科である普通教科「情報」(次期学習指導要領では共通教科「情報」)の学習の充実です。
上記の観点から、次期(平成21年度告示)学習指導要領における教科「情報」の2科目「社会と情報」および「情報の科学」を大学入試センター試験の出題科目として頂くことをここに要望致します。(以下略)
「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望
2010年11月1日、一般社団法人 情報処理学会 社団法人日本数学会、社団法人日本化学会、日本化学会化学教育協議会、日本統計学会、社団法人日本動物学会、日本物理教育学会、一般社団法人 日本地球惑星科学連合

過去のシンポジウム/ワークショップ §

高校教科「情報」シンポジウム2016春 in 名古屋 −ジョーシンめ〜えき−
2016年5月15日(日) 愛知県立大学 サテライトキャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2015秋
2015年10月31日(土) 早稲田大学 西早稲田キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2015春 in 関西 −帰ってきたジョーシンうめきた−
2015年5月23日(土) 大阪工業大学 うめきたナレッジセンター
高校教科「情報」シンポジウム2014秋 −ジョーシン14秋−
2014年10月25日(土) 早稲田大学西早稲田キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2014春 in 関西 −ジョーシンうめきた−
2014年5月17日(土) 大阪工業大学 うめきたナレッジセンター
高校教科「情報」シンポジウム2013秋 −ジョーシン13−
情報教育の重要性
2013年10月26日(土) 早稲田大学西早稲田キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2012秋 −ジョーシン12−
情報の新しいカリキュラムと入試
2012年10月27日(土) 早稲田大学西早稲田キャンパス
情報処理学会 第74回全国大会イベント「教育ビジョン2011:変わらなくちゃ、情報処理学会」
日時:2012年3月6日(火)9:30-12:00 会場:第3イベント会場 (52・53号館 1F 5212)
【セッション概要】情報処理学会では、情報処理教育委員会が中心となって、情報教育、情報技術に関わる人材育成に関する問題を議論し、学会としてわが国の将来のためにどのように貢献すべきかを検討してきた。その成果として取りまとめられたのが「教育ビジョン2011」である。その画期的なところは、従来の「情報技術者の専門家集団として自分たちの領域を深堀りする」姿勢をあらため、情報処理学会および学会員が呼びかけて世の中の諸団体と交わることで、問題解決に至る道筋を探究し、また具体的な活動につなげようとする点である。本シンポジウムでは「教育ビジョン2011」の考え方を紹介するとともに、その具体化に必要なものは何か、学会はどのように行動すべきかについて、内外から論者を集めて議論し、実践につながるきっかけとしたい。
情報処理学会 第74回全国大会イベント「教育活動は「つけ足し」でいいのか? 〜情報処理学会における教育活動〜」
日時:2012年3月6日(火)15:00-17:30 会場:第3イベント会場 (52・53号館 1F 5212)
【セッション概要】情報処理学会では、情報処理教育委員会が中心となって、教育に関するさまざまな課題の検討を行い、カリキュラムを開発したり、問題の指摘や改善のための提言活動をおこなっている。しかし、情報処理学会全体の活動では研究会を中心とする研究事業、標準化活動などの規格事業が中心であり、教育に関する活動は「つけ足し」としてしか捉えられていないきらいがある。本シンポジウムでは、情報処理学会の教育関連の活動を紹介するとともに、「学会が教育に関与することは本当に必要なのか? つけ足しでやるくらいなら、やめた方がいいのではないか?」というテーマで、原点に立ち帰って議論し、今後の方向を考えるきっかけとしたい。
第1回情報学教育推進コンファレンス
2011年12月23日(金) 日本大学文理学部
高校教科「情報」シンポジウム2011秋 −ジョーシン11−
学会は情報教育にどう貢献できるか?
2011年10月29日(土) 早稲田大学西早稲田キャンパス
情報処理学会 第73回全国大会イベント「情報処理学会員の皆様、間違っていませんか?」
日時:3月2日(水)14:30-17:00 会場:第3イベント会場 (西5号館講義棟 3F W531)
【セッション概要】情報や情報技術に対するフルエンシー(分かった上で使いこなす素養・技能)はこれからの情報社会に不可欠であり、各国の初等中等教育ではその育成に力を入れている。しかしわが国の小学校・中学校・高校における情報教育は多くの問題を抱えており、次世代においてまともに情報社会を発展させて行けるかに多くの懸念がある。しかし国民の大多数はこの問題に無関心であるし、情報技術の専門家である学会員の多くも同様だと思われる。本セッションでは初等中等教育委員会から、現在の情報教育に関する問題を解説し、これとは立場を異にする講演者からも問題提起を頂いた上で、情報処理学会や学会員が上に述べた危機的な状況を打破するためにどのように行動するべきかについて議論を試みる。
高校教科「情報」シンポジウム2010秋 −ジョーシン10秋−
新学習指導要領に対応した共通教科情報科の設計
2010年10月16日(土) 金城学院大学(愛知県名古屋市)
高校教科「情報」シンポジウム2010春 in 関西 −ジョーシン10春 in 関西−
コンピュータサイエンス・アンプラグド
2010年3月13日(土) 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2009秋 −ジョーシン09秋−
情報科の新学習指導要領を読む
2009年10月31日(土)早稲田大学 西早稲田キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2009春 −ジョーシン09春−
高校教科「情報」の新内容とその実施に向けて
2009年3月14日(土)早稲田大学 大久保キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム in 九州 −ジョーシン九州−
情報教育における高大連携
2008年10月26日(日) 西日本総合展示場(北九州市)
高校教科「情報」シンポジウム in 関西 −ジョーシン関西−
高校教科「情報」の今後
2008年3月2日(日) 千里金蘭大学 大阪梅田キャンパス
高校教科「情報」シンポジウム2007 −ジョーシン07−
教科「情報」の教員養成
2007年10月27日(土) 早稲田大学 大久保キャンパス
大学入試と情報フォーラム2007
2007年6月09日(土) 東京大学 本郷キャンパス
教育用プログラミング言語ワークショップ2007 −ワープロ07−
2007年3月10日(土) 一橋大学 佐野書院
高校教科「情報」シンポジウム2006 −ジョーシン06−
教科「情報」の確立を目指して
2006年10月28日(土) 早稲田大学 大久保キャンパス
教育用プログラミング言語に関するワークショップ2006 −ワープロ06−
2006年3月29日(水) 内田洋行 新川オフィス“CANVAS”
高校教科「情報」の現状と将来
2005年10月29日(土) 早稲田大学 大久保キャンパス

要望書 §

普通教科「情報」必履修維持ならびに教科内容充実の要請書
2007/05/07:普通教科「情報」必履修維持ならびに教科内容充実の要請書を発表し、中央教育審議会長、文部科学副大臣、文部科学大臣に提出しました。
高校教科「情報」未履修問題とわが国の将来に対する影響および対策
2006/11/15:高校教科「情報」未履修問題とわが国の将来に対する影響および対策を発表しました。
日本の情報教育・情報処理教育に関する提言2005
2006/04/01:パブリックコメントの募集を終了しました。ありがとうございました。
2005/12/27:日本の情報教育・情報処理教育に関する提言2005 を発表し、パブリックコメントを募集しています。

試作教科書 §

リンク §